CREATED WORLD (11)
こんにちは、猫手水晶です。
このブログ、「猫手水晶の小説投稿ブログ」は移転したものなのですが、今回からは、移転前のブログに投稿していた記事の続きの内容からになっております。
移転前のブログを読んでいなくても、今まで投稿していたあらすじの続きの内容でもあるので、安心してください。
今回は、小説「CREATED WORLD」の第11回です。
以下が本文です。
CREATED WORLD
第一話「光の革命」
私はエントランスの壁伝いに進み、オフィスに侵入した。
オフィスに入ると手前に4つのまとまりとなっているデスクとその周りを周回するセキュリティロボットがいた。
対角線上にいるセキュリティロボットは同じ向きで巡回しているが、隣り合ったひとまとまりのデスクどうしを巡回するセキュリティロボットは、互いに逆の向きで巡回している。
手前側の左側は反時計回り、手前側の右側は時計回り、奥側の左側は時計回り、奥側の右側は反時計回りに巡回している。
巡回しているセキュリティロボットには、視界とは別に、緊急時に自動的に設定される、ロボットから半径1メートルの円を描く範囲の警戒領域があり、それはこの部屋からラフィングが避難する時には設定されておらず、この部屋が無人になった瞬間、自動的に設定される。その警戒領域に入ってしまうと、敵対人物とみなされ、攻撃対象となり、研究所全体とラフィング職員達に報告されてしまう。
そんなことが起こったら、私ばかりではなく、ミサや共に脱出している他の職員たちも命の危険にさらされてしまう。
決してそんなことが起こらないよう、慎重にコントロールルームに移動する必要がある。
私はまず、手前側の二体のセキュリティロボットが互いに離れ、この部屋の様子を図で表し、4体のセキュリティロボットを線で結んだ時、下底が上底よりも長い台形の形の陣形になった時(→図①)に、2メートル前進する。
・図②次に、4体のセキュリティロボットを線で結んだ時、上底が下底よりも長い台形の形の陣形になった時(→図③)に、2メートル前進する。
・図③すると、コントロールルームの目の前に着いたが、その部屋のドアはまだ右側の奥にあるので、まだ移動する必要があった。
次に、4体のセキュリティロボットを線で結んだ時、全体的な形は図③と変わらないが、下底が少し短くなり、上底が少し長くなり、全体的な形が少し奥に移動した時(→図④)に、右折し、少し前に移動、そして、左折をして、また少し前に移動する(→図⑤)と、コントロールルームの前まで辿り着いた。
・図④ロボットが巡回するスピードは、秒速1メートル程なので、慎重に進めば警戒領域に入ることはなかった。
読んでくださり、ありがとうございました。
よければこれからも応援してくれると嬉しいです。
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