CREATED WORLD あらすじ(10)
こんにちは、猫手水晶です。
今回は「CREATED WORLD」のあらすじの第10回です
以下が本文です。
CREATED WORLD あらすじ
第一話「光の革命」
私達は何回かに分けて、ミサ達とは反対の方向にあるエレベーターで、一階のエントランスに向かった。
・研究所の一階の上面図エントランスの中央に受付があり、その周りをロボットが巡回をしている。
私が考えた作戦では、職員達を一旦、監視カメラが設置されていないエレベーターの前で待機させる。
壁側には比較的ロボットの巡回が手薄になっている傾向があるので、私は壁伝いに移動し、普段はラフィング職員が仕事をしているオフィスに侵入する。
もう避難指示の放送からしばらく時間が経っていたので、正面入り口から近い位置にあるオフィスの職員達は、もうすでに避難していて、もうそこには巡回のロボット以外誰もいない事が想定できた。
オフィスには、ひとまとまり(6台)のデスクの周りをロボットが周回していて、その奥には、緊急時にロボットやセキュリティシステムを停止する事ができる部屋がある。
その部屋までたどり着き、ロボットやセキュリティシステムを停止させる事ができれば、私は職員達と共に、無事にメンテナンスルームに向かう事ができるだろう。
私は一階のエレベーターの前でその作戦について職員達に説明した。
「一人で行動するのはいいですが、もし危なくなったら、いつでも私達を頼ってください。決して無茶はしないでください。私達の恩人である、カンフィナさんが犠牲になるなんて事は、嫌です。」
一人の職員はこう言った。
私達は辛い境遇にいながらも、互いを励まし合い、光を見失わないようにすることで、完全にラフィング職員に精神をも支配される事なく、今日という日を迎える事が出来たのだ。
「わかった、ここを出たら、お互い助け合って生きていけるような場所を作ろう。じゃあ、そろそろ行ってくるね。」
私はそう言って、小さく手を挙げ、合図を送った。
読んでくださり、ありがとうございました。
よければこれからも応援してくれると嬉しいです。
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