CREATED WORLD あらすじ(7)

  こんにちは、猫手水晶です。

 今回は自作の小説「CREATED WORLD」のあらすじの第7回です。

 恐れ入りますが、イラストの表示の問題の都合により、ここに猫手水晶のイラストを載せて頂きます。


 以下が本文です。


CREATED WORLD あらすじ

第一話「光の革命」

 そこで私は共にここで働いている、カンフィナにその事を提案した。

 「今ならラフィング職員は避難していてこの研究所にいないし、ロボットも逃げ出した被験体の対応で精一杯だろうから、今のうちにできる限り多くの職員達と共に、ここから逃げてしまわないか。」

 「いいね、じゃあミサがこの廊下の前方の方向、私が後方の職員を集めるのはどう?」

                 ・ミサのイラスト

 「いいな、そうしよう。だが迅速に頼む。」

 「わかった。」

 カンフィナはこんな境遇におかれていながらも、明るさを見失っておらず、絶望に陥った職員に対しては、「安心して、いつかこの研究所から解放される時が来るよ。君は自分の意志ではなくても、事実として人の命を奪ってしまったのかもしれない。だけど、それを償うことすら許されないなんて事はないと思う。」と言って、根拠はないが、職員に希望をもたせるような優しい性格をしている。また、私自身も彼女に励まされる事があり、話をしているうちに打ち解け、今やお互いに相棒と呼び合える関係になっていた。

                 ・カンフィナのイラスト

 私達が働いている地下2階は人体実験を行う実験室となっており、まっすぐの廊下に、規則正しく実験室がいくつも連なっている。

 それから数分後、前方にいる職員を集め終わった私は、カンフィナに報告する。

 「私は12人職員を集めた。カンフィナは何人だ?」

 「私は10人だよ。これからどうする?」

 「あまり目立たないよう、このまま二手に分かれて脱出する。私達はエネルギーパイプのメンテナンス室と兼用になっている非常用階段から脱出する。カンフィナは向こうのエレベーターから脱出してくれ。」

 「わかったよ。相棒!」

 私は電話を切って言った。

 「もうわかってると思うが、これから私達はこの研究所を脱出する。準備はいいか。」

 私達はメンテナンス室の前に着くと、大型の戦闘用ロボットが二体、セキュリティロボットが二体待ち構えていた。


 読んでくださり、ありがとうございました。

 よければこれからも応援してくれると嬉しいです。

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